恵方巻きの由来は?正しい食べ方は?昔からあるようで実は最近根付いた文化です

恵方巻き 由来

さて、節分のイベントといえば豆まきともうひとつが恵方巻き。ところで皆さん、恵方巻きの由来ってご存じですか?

今年の恵方の方角に向かって、願い事をしながら長い巻物を無言で一気に食べきる。皆さん毎年やっているかと思います。

今では年末に翌年の恵方巻きの予約販売が開始されたりと、スーパーやコンビニにとっても一大イベントになっていますね。

とはいえ、この行事、私が子供のころにあった記憶がありません。割と最近流行ってきたイベントのように感じますが、いつから始まったのでしょうか?

今回は、恵方巻きの由来は?正しい食べ方は?の疑問について答えていこうと思います。

また、節分の一大イベント豆まきについてはこちらの記事に記載していますのでご参照ください。

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この記事に書かれていること

恵方巻きとはなんでしょう?

はじめに、そもそも恵方巻きとは何でしょうか?の疑問にこたえたいと思います。

恵方ってなに?神様がいる方角のこと

そもそも恵方って何でしょう?

恵方とは、神様がいる方角のことです。その年の幸運をつかさどる「歳徳神」という神様です。恵方は毎年変わるのでチェックするようにしましょう。

昔は恵方参りと言って、初詣は自宅から見て恵方の方角の寺社に参る習慣があったようです。恵方巻きだけではなく、いろいろなことを恵方を向いてやることで、うまくいくと昔は言われていたようですね。

恵方巻きとは?いろいろな具材を詰め込んだ巻きずし

恵方巻とは、節分の日に食べる巻き寿司のことです。

七福神にあやかって7種類の具材を巻くのが一般的。例えば、高野豆腐、かんぴょう、伊達巻、キュウリ、ウナギ、桜でんぶ、椎茸荷、などが代表的な具のようです。

縁起のいい具材ではありますがちょっと地味ですね。ということで、最近は海鮮恵方巻きといって、マグロやサーモンなどの海鮮の巻物も売られています。

恵方巻きの由来は?諸説あり!

次に、恵方巻きの由来について解説していきます。

結論から言うと、恵方巻きの由来はこれだ!という明確な説がなく、諸説あり、という状況です。

以下にそれぞれの説を記載してきます。皆さんはどの説を推しますか?

由来は諸説あり大阪の商人が始めた説が有力

恵方巻きの由来は諸説あります。

戦国武将から花街の遊び、大阪商人の商売繁盛まで起源は様々です。中でも、江戸時代末期に大阪の商人が始めた説が有力なようです。

戦国時代の武将・堀尾吉晴の勝利にあやかって始められた説

戦国時代の武将である堀尾吉晴が節分に太巻きを丸かじりしてから出陣した結果、大勝利を挙げたことに起因しているという説です。

堀尾吉晴は戦国時代から江戸時代にかけて活躍した武将であり大名です。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康と時代を代表する主君に仕えた名将だったようです。

江戸時代中期にのゲン担ぎとして始められた説

節分の時期は漬物がつかる時期だった模様。その際、新しく使った漬物を使って巻きずしを作り、恵方を向いて切らずに丸かじりすることで縁起を担いだとのこと。

それが節分に恵方を向いて巻きずしを食べることで福を取り込む習わしになっていったという説。ちょっと時代とか場所があいまいですかね。

大阪の花街で芸子さんに巻きずしを丸かじりさせて遊んでいた説

大阪の船場の人たちが、花街で芸子さんに巻きずしを丸かじりさせていたという遊びが起源とされる説です。

花街の遊びが次第に市井に広まっていったようですが、どのように広まっていったかは謎ですね。

大阪の商人が商売繁盛を祈願して始めた説

江戸時代末期から明治初期に商売繁盛、無病息災、家内円満を願って食べられるようになったのが始まりという説です。

この説は大正時代くらいに大阪のお寿司屋さんが巻きずしをPRするために作った広告に書かれています。実話か創作かはわかりませんが、当時の広告には「恵方を向いて無言で丸かじりする」という、まさに今の恵方巻きの食べ方が記載されていたようです。

全国的に普及したのはセブンイレブンのキャンペーン

起源となる説は様々あり、明確な根拠のあるものはないためはっきりしません。

ただ、恵方巻きが全国に広まったのは割と最近で、セブンイレブンのキャンペーンが起因しているということです。

1989年に広島の店舗が恵方巻きのイベントを開始。その後、1990年半ばにかけて関西地方に広まっていったようです。

さらに、1998年ごろから全国に広まっていき、2000年には全国の店舗で販促キャンペーンが始まったということです。

全国的に恵方巻きが普及したのはここ20年くらいの出来事ということですね。確かに、私が小さいときに恵方巻きを食べた記憶はありません。

恵方巻きの正しい食べ方は?無理はしないように!

さて、そんな恵方巻きですが、正しい食べ方を改めておさらいしましょう。

恵方巻きの食べ方のルールは以下の通りです。

  • その年の恵方を向いて食べる
  • よそ見をせずに食べきる
  • 途中で食べるのをやめずに一気に食べきる
  • 誰とも話さずに黙って食べきる
  • お願い事をしながら食べる

結構ハードル高いですよね。最近の恵方巻きは、豪華な具が入った立派なものもあるので、一気に無言で、はなかなか大変です。

自分の食べられる量の大きさのものを選ぶようにしたり、必要に応じてカットして食べた方がよさそうですね。くれぐれも無理はなさらずに。

恵方巻きの由来は?正しい食べ方は?のまとめ

さて、今回は恵方巻きの由来は?正しい食べ方は?の疑問について解説しました。

もともとの由来がかなり不透明で、諸説あることが分かりました。また、セブンイレブンキャンペーンで全国的に広まる以前は「恵方巻き」という言葉も文献には残っていないそうです。

ともあれ、節分のイベントとしてここ最近は定着していますね。数年前からは食品ロスの問題もあり、ここ最近は予約制になっていることも多いようです。

それでは。

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この記事を書いた人

こんにちは。ひろみやです。

メーカーの研究職からジョブキャリアをスタートし、現在はITコンサルタントとして働いています。

アラフォーと言われる世代となり、情熱の一部を何かに傾けよう、ということでブログによる情報発信を始めました。

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