さて、新年を迎えて最初に行うイベントは何でしょうか。そう、初詣ですよね。初詣では陣者を参拝して、お参りをして、おみくじを引いて、が王道ですが、実は他にもいろいろできることがあります。
みなさま、忙しい社会人は年の瀬の繁忙期を終え、年末年始をのんびりと過ごし多と思います。新しい年を迎えて、これからの一年を頑張って過ごそう、そういう気持ちになっていることでしょう。
そこで心機一転、初詣に行って一年の無事と健康を、仕事での成功を、良い出会いを、神様にそれぞれの想いをもって神様にお祈りすることと思います。
お祈りした後にはおみくじを引いて、お守りを買って帰路に就く方が多いと思います。では、去年授かったお守りってどうしていますか?縁起物はお守り以外にもあるのはご存じでしょうか?
そうです、初詣ってできることが結構いろいろあります。参拝先も神社なのか、お寺なのか選べますし、行く場所によって違いもあります。お神酒がもらえたり、屋台が出ていたりもします。
今回は、新年を迎え、より良いキャリアを迎えるための最初のイベントである初詣でできることについて紹介します。また、社会人として最低限の参拝マナーについても触れるようにします。
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初詣でできることは何でしょう?
はじめに、初詣でできることについて見ていきましょう。ざっと書き出しても以下のようなことができるはずです。
- お参りをする:1年のお礼と今年の抱負を神様に報告しましょう
- おみくじを引く:神様からのアドバイスを授かりましょう
- お守りを授かる:おみくじの結果で選ぶのが良いそうです
- 絵馬を書く:今年の目標を宣言しましょう
- 破魔矢を授かる:縁起物として神棚に飾りましょう
- お神酒を授かる:飲酒運転には要注意!帰ってから飲みましょう
- 昨年のお守りを奉納:1年の感謝を込めて
- 鐘をつく:お寺への初詣でできるかもしれません
- 屋台を楽しむ:新年の食べ始め
こう見るといろいろできることがありますね。必ずしもすべてを初詣で行う必要はありませんが、新年一発目のイベントなのでいろいろと楽しみましょう。
では、それぞれできることについて見ていきましょう。
お参りをする:1年のお礼と今年の抱負を神様に報告しましょう
初詣なのでお参りが一番のメインイベントです。人気のある神社だと深夜から長い列に並んでの参拝になることもあります。
昨年1年のお礼と、今年の抱負、お願いごとを神様に報告しましょう。
あまりお願い事をたくさんするのはNGのようです。きちんと昨年1年の状況報告とお礼も忘れずに。そのうえで大事なお願い事をいくつかする、というのがポイントのようです。
さて、社会人としてお参りの作法くらいは知っておくといいかもしれません。簡単にまとめると以下の通りです。
- 鳥居をくぐる際は中央を避けて端をくぐるようにしましょう
- 手水所(ちょうずしょ、と読みます)では最初に左手、続いて右手、口をゆすいで、ひしゃくの柄という順に清めましょう
- お賽銭は気持ちなので身の丈に合った金額で十分です
- 鈴を鳴らして、お参りは「二礼二拍手一礼」の作法で行いましょう
新年早々気を遣うのも大変なので、それほどきっちりしようとしなくても大丈夫です。ただし、これらは一般的なマナーなので、知識としては覚えておくようにしましょう。ひょんなきっかけで必要になることもあるかもしれません。
おみくじを引く:神様からのアドバイスを授かりましょう
つづいておみくじです。これは大事なことですが、おみくじはお参りの後に引くようにしましょう。おみくじはお願い事に対する神様からのお返事と考えられています。
おみくじには運勢と内容が記載されています。運勢とは大吉とか中吉といったものです。内容にはそれぞれのカテゴリごとに、今後どうすべきかといったアドバイスが記載されています。
思ったより良くない運勢が出たとしても落ち込まないでください。内容には今年一年あなたの運勢はダメダメです、なんてことは記載されていません。悪いことをいかに避けるか、いかに良い方向にもっていくかのアドバイスが記載されているので、内容をよく読んでその後の生活で気を付けるようにしましょう。
また、おみくじについては「おみくじを何回も引くのはあり?おみくじのお作法とは?」の記事にも書いているのでご参照ください。

お守りを授かる:おみくじの結果で選ぶのが良いそうです
つづいて、こちらも必須ではありませんが、お守りを授かることもできます。
お守りを選ぶポイントとしては、以下の考え方があります。
- おみくじのアドバイスを参考にして、対応したお守りを授かる
- その年や今後に達成したいこと、つまりお願い事に対するお守りを授かる
などがあります。目的が複数ある場合は、目的に応じて複数買っても構いません。必要と思うものをそろえるようにしましょう。
お守りはいくつ持っていても問題ありません。最近はいろんなバリエーションのお守りが増えているので迷いますよね。
また、昨年授かったお守りは「古札納め所」に納めて、お焚き上げしてもらうようにしましょう。
絵馬を書く:今年の目標を宣言しましょう!
今年の目標をより強く神様に届けたい場合には、絵馬を書きましょう。目標を宣言するような書き方がいいそうです。
絵馬とは、もともと神様に神馬を奉納していた名残で、馬を絵に書いて奉納するようになったことがはじまりです。
現在では、馬を以外にも様々な絵が描かれた絵馬が存在します。
必須ではないですが、受験や結婚・出産など、人生の節目となるイベントを控えている場合は絵馬に願い事や目標を書いてもいいと思います。
破魔矢を授かる:神棚など高いところに飾りましょう

初詣では矢を持っている人を見かけますね。あれが破魔矢です。魔よけの縁起物といわれています。
飾り物ですので、神棚や床の間などの高いところに飾るようにしましょう。
お神酒を授かる:飲酒運転には要注意!帰ってから飲みましょう
神社によってはお神酒をいただけるところもあります。しっかりといただいて神様の加護をいただけるようにしましょう。
甘酒の場合もありますね。アルコールを抜いてくれているところもあります。
ただ、アルコールが入っている場合は飲酒運転に要注意。自治体のホームページでも注意喚起されているようです。車での参拝の場合は帰ってから飲むようにしましょう。
昨年のお守りを奉納:1年ありがとうの感謝を込めて
昨年のお守りや破魔矢は「古札納め所」に納めるようにしましょう。お守りは願い事がかなうまで持っていてもいいようです。
また、「古札納め所」に納めたお守りや破魔矢はお焚き上げをしてもらいます。15日くらいに実施される神社が多いようです。
鐘をつく:お寺ならできるところもあります
お寺に参拝する場合は鐘をつくこともできます。お寺さんによってできるところとできないところはあります。確認してOKであればついてみましょう。
屋台で新年食べ始め:大きいところだといろいろありますね
初詣の楽しみではないかもしれませんが、屋台も出ています。神社にもよりますが、大きなところだとそれなりの規模で出店されていますね。
人気の神社は行列することもあります。待っている間にチョコバナナや綿あめ、おなかがすいていれば焼きそばやフランクフルトも。何をしに来たか忘れちゃいますが、そんな楽しみ方もあります。
初詣はいついく?どこに行く?
補足として、初詣に行く時期や場所についても触れておきます。
初詣はいつ行く?
初詣は三が日の3日の間に行くのが良いようです。遅くとも松の内の7日まで(関西だと15日)とのこと。
とはいえ、それを過ぎるといけないというわけでもないので、できる範囲で行きましょう。
初詣はどこに行く?
初詣は神社かお寺どちらに行くでしょう?神社のほうがイメージ強いでしょうか。結論、どちらでもいいようです。
もともと初詣は川崎大師や成田山新勝寺への参拝促すための鉄道会社のキャンペーンが始まりのようです。なのでもともとはお寺への参拝から始まっています。今はどちらでもよくなっているようです。
神社に行く場合は、近所の氏神様を祀っている氏神神社に参拝するのがいいようです。どこ?ってなりますよね。神社庁に聞けばわかる、といろいろなところに書かれています。ただ、東京都神社庁によると、近所のご年配に伺うのが間違いない、ということです。こういう文化って継承していくことが大事と改めて思いました。
住まいのところの氏神神社を調べるには、その土地に古くから住まいになられている方にお尋ねするのが最も確実です。自治会の会長さんやご年配の方にお聞きになってみてください。
東京都神社庁のホームページより
初詣って何するの?何ができるの?のまとめ
今回は初詣とは何をするの?何ができるの?の疑問に対して整理してみました。
結論、参拝だけして帰ってくるもよし。おみくじ引いて、お守り買うもよし。破魔矢やお神酒など縁起物を授かるもよし。屋台で満腹になるもよし。と、初詣って色々なことができますね。
私はお寺の鐘をついたことがないので、いつかやってみたいです。
みなさま、今年の初詣はどこで、何をされたでしょうか。
それでは!
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